Entries categorized "演奏会"

2009.02.09

森の音楽会

昨日は、盛岡に居たときにときどき出かけていた川村美術館の「森の音楽会」に行ってきた。水原良子さん(ピアノ・故水原洋さんの奥さん)が「お変わりなかったですか」と気遣ってくれる。
ギターは、私も教えてもらったことのある木村悟。3ヶ月だけだったので、師と呼ばれると迷惑かもしれないが、たった一人の私のギターの師だ。

バイオリンの方も含めての3時間の演奏はいつものように和やかだったが、演奏最後になって良子さんが、木村悟が東京に拠点を移すという話をされた。落ちる涙を隠せなかった。

二月という月は、彼女にとってまた辛い月になってしまった。私が水原洋さんの最後の演奏を聴いたのも二月の第2日曜日だった。そしてその月の24日に帰らぬ人となった。あれからもう3年過ぎた。

(写真は木村悟)
Sk090208

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2007.12.06

病院コンサート

市立角館総合病院で開かれたEverly*1のコンサートを聴いてきた。


もともとクラシック畑の4人だが、楽器を持ち替えてロックも演奏するそうだ。お客さんの気持ちを一瞬にしてつかんでしまうテクニックは、路上クラシックライブを5年もやってきた経験から得たものだろうか。それにしてもメニューにピアソラが入ると全体が引き締まる。ほかにモーツアルト、バッハなどを演奏したが、どれもみじんの不安さも感じさせない内容。相当弾きこんでいる印象を受けた。かといって手アカがついているわけではない。ただ闘病中の人の前で「千の風・・・・・・」を演奏したのはジョークか。それはともかく、こんなふうにキチンと音楽のできる青年達が正しく評価される時代が来るといい。この日曜には盛岡でコンサートがあると言っていた。


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*1:公式サイト:http://www.everly.jp

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2007.11.17

ギター音楽の夕べに参加

『2007 第60回岩手芸術祭』の一環として岩手県民会館中ホールで開催された『ギター音楽の夕べ』に出させてもらった。いつもは客席側にいて勝手なことをいわせてもらっているが、今回はちょっとした気の迷いで出ることになった。出演される方それぞれ名前の通った方々なので気後れがあったが、楽屋側から見る演奏会というのもまた独特のおもしろさがあって、貴重な体験をさせてもらった。ステージに立つのは、小学校の文化祭の劇で王様の家来をやって以来。緊張もしたが、それよりも自分の足でステージに立てた喜びは大きかった。演奏曲目はハンス・ヌイシドラー(1508-1563)のイタリア舞曲『WASCHA MESA』。「洗濯をするオカミサン」のような意味らしい。


さて肝心の演奏だが、一言で表すと、『結果的にかなり自分らしい演奏になった』、ということになる。意味はご覧になった方は分かる(爆)。


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自分のことはさておき、印象に残った演奏は多い。


第一部のトリをつとめた三浦晃可や三部の1番手中尾正昭、作山幸夫、それに東野裕太の誠実な演奏に感動した。中尾正昭の演奏は私の直前だったので、舞台のそでで聴かせてもらった。後続の我々3名がそこに居たが、あまりうまく演奏されてしまうとやりにくいという思いは私だけではなかったようで、要所でピタッと決める中尾氏の演奏に不謹慎にも思わずもらした「ちっくしょう」という私の独り言は、他の2名にも通じてしまったようで、一瞬和やかな空気が流れた。


いつも同じようなことを書いているが、いい音楽は、器用で技巧的にすぐれた演奏をする人だけのものではないような気がする。もちろん多分に負け惜しみではある。


いい経験をさせてもらった木村師に感謝したい。

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2007.03.04

大仙市太田

大仙市太田。この辺ぴな町にこれほどの人が集まるとは思ってもいなかった。ましてや、クラシックのコンサートに。ちょっと平均年齢は高めではあるが、それぞれ楽しみにやってきた様子がうかがえた。めんどくさいので詳細は書かないが、楽しかった。



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仙フィルのコンサートマスターの演奏をここで聴けるとは思わなかったし、それにもまして、まさかストラディバリウスで演奏する『川の流れのように』を聞けるとは夢にも思わなかった。ギターの佐藤正隆さんの手抜きのない演奏は良かった。やっぱり「一生懸命」は伝わる。(http://mattaca.exblog.jp/
カッチーニのアベ・マリアはやっぱりいい曲だな。
終盤になって地元出身で進行役の鈴木さんが「今日は無料ですからせめて声だけでも出していってください」と『早春賦』の歌を促す。近くに座った年配の女性(元音楽教師風)が、かなりビブラートのかかった裏声で
声高らかに歌い始めた。こちらも対抗して歌ってみたが、肺の1/3を取ってしまった関係上、情けなくも息が続かず脱落。
2時間タップリの休憩なし、全22曲の盛りだくさんコンサートだったが、小さな町でのこんな肩の凝らないコンサートも好きだ。

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2007.03.01

盛岡タイムス

盛岡タイムスの記事に今頃気づいた。木村師と佐藤俊氏の写真がかなりいい。http://www.morioka-times.com/news/2006/0612/14/06121409.htm

下段の写真もすごいぞ。秋田の面々が写っている。右端から拙者、恐妻、鎌田さん、斉藤さん。小原さんと作山さんが写っていないのがちょっと残念だな。

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2006.12.08

水原洋追悼演奏会

12月8日、盛岡マリオス小ホールで開かれた水原洋追悼演奏会に行ってきた。

水原洋氏のご両親にもお忙しい中、お気遣いいただいた。バイオリン製作の松本さん、マンドリン製作の田鎖さん、それとお弟子さん、この演奏会のために尽力されたビルダーの方々にも感謝の気持ちにがいっぱいだ。会場の一角に展示された水原さんの仕事を見ると、彼そのものという気がして、彼が亡くなっても仕事は生き続けるという、なんというか安堵感みたいなものにひたることができた。

会場はほぼ満席。

演奏者もそれぞれすばらしい方々で、命のほとばしりを感じるような音楽を久々に聴かせてもらった。終盤のメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲op.49では、不覚にも涙をこぼしてしまった。ハンカチオヤジは絵にならないが、今日くらいは許してもらおう。


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2006.11.11

第59回岩手芸術祭ギター音楽の夕べ

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 岩手県民会館で開催された第59回岩手芸術祭 ギター音楽の夕べに行ってきた。レベルの高さに驚いて帰ってきた。技術的にも音楽的にも「この人がアマチュアか」と思わせるものがあった。

 第一部では、ソルのエチュードを演奏した作山裕子さん、ヴィラロボスのマズルカショーロの地舘浩二さん、ロドリーゴ、ファンタンゴの三浦晃可さんが印象に残った。第二部では、ソルのロシアの思い出の二重奏が良かった。この曲をこれだけ弾きあげた吉田多加司さんと佐藤勝政さんの力量にはただ驚く。1stが少々まとわりつくように私には聞こえた。合奏は全体的に、端正な演奏でトリッキーなところがないのが良かった。休憩を挟んで第三部は、さすがと思わせる演奏者が勢揃い。サビオの我が道の吉田多加司さんの演奏は鬼気迫るものがあり、ギターにかけた人生を感じた。ディアンスのフッコを演奏した鈴木大さんは、右手がよく回る。速すぎて音楽としての構成が私にはつかめなかった。田村倫也さんのヴィラロボス、ショーロはすばらしかった。嫌みに落ちずに我慢するところはキッチリり我慢、音色もすばらしい。退場後も拍手が鳴りやまなかった。バリオスの大聖堂はやはり難曲だと思った。演奏した大森圭一さんは実力を発揮できなかったのではないだろうか。ブローウェルの5つのエチュードは、練習したことがある曲なので耳をダンボにして聞いた。演奏者は望月麻千さん。さすがの一言。これほど良い曲だったのかとあらためて感じた。ニコッと笑ったので驚いた。(失礼)

とりをとったのは伊藤光さん。ヨークの Waiting for Down を演奏した。全般を通じて印象に残った演奏者は、佐藤勝政さん。演奏スタイルがオーソドックスで奇を衒うところがない。ビバルディのハ長調のコンチェルトのソロを聞いて、誰でもできる音楽ではないと感じた。

出演者それぞれの音楽を楽しむ気持ちにが伝わってきた。長い歴史の中で培われたものだろう。4時間ちかくの時間があっというまに過ぎてしまった。進行がスムーズだったことも飽きさせなかった理由だろう。いい演奏会だった。

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