止まったはずだったが、止まっていないと彼はいう。
彼のクルマの後部座席に座ったら免許証を出せという。ではあなたの名刺を下さいというと、それはできないという。それはおかしいのではないかというと、ちょっと上気して、それでは警察手帳を見せます、といってこちらから手の届かないあたりでパッと開いて名乗った。どうして名刺をだせないのかと聞くと、誰か知り合いでもいるんですかと逆に聞いてくる。一瞬怯んだように見える。こちら、イヤラシク含みをもたせる。
いつもながら時間だけはたっぷりあったのでもう少し会話してもいいなとおもい、あなたが止まっていないというなら証拠を見せてくださいといってみる。私が見たということが証拠だという。あなたがウソをついているとはおもわないが、見間違いということもあるだろうというと、そんなことはないと言い張る。では検○にお互いの言い分を話して、そこで判断してもらいましょうと提案する。何度かくりかえして提案したがそれに対する返答はなく、では本署に来て下さいと言い出す。
ここで引いたらいままでの努力が無になるので、わかりましたと具体的な時間を示すと、忙しいんだったらここで済ませてもいいという。出向いてもいいということを確認すると、私のゴールドの免許証を見て今まで違反はなかったのだからまあこれから気をつけるということで、などという。てっきり私の主張が通ったのかとおもったので分かりましたというと、カバンから青い紙を出した。
一時停止は重大な違反だという。だったら信号機でもつけたらいいのではないかというと、それを自分にいわれても困るという。
云々30分以上も車内にいたが、これ以上話をしても何の進展もないことがよくわかった。正義感あふれた好青年だったこともあって、彼が「これが自分の仕事」と思っていることを全うさせた。
彼らの仕事は反則金を徴収することではなく、事故を未然に防止することではないだろうか。
もし彼のいうように、重大な事故に結びつく危険性が高いと本当に思ったら、エアコンの効いたクルマの中で違反者が出るのを隠れて待っているのではなく、交差点に自分の足でしっかりと立って注意を喚起したほうがいいのではないか。隠れて待ち受けるのは陰険だ。今でも自分では止まったと思っている…… が微妙だったかもしれない(笑)。
泉谷しげるの唄を思い出した。
http://www.youtube.com/watch?v=MBI5j-jFs1U&feature=related
Recent Comments