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19世紀ギター展示会&コンサート2

日本を代表する19世紀ギターの製作家が一つの場所で展示会を行うという、夢のような企画。見逃すわけにはいかない。場所は東京オペラシティー。京王新線で初台で降りるといいようだ。
いざ着いてみると以前何度か食事に来たことがある場所だった。円形の吹き抜けがある地階にはおいしいカレーの店があった。厨房の中には何人かのインドの方が働いていた。焼きたてのナンのあまりのおいしさについ「これはナンだ!」と叫んだ記憶がある。(すんまへん)
そのカレー屋さんは今はなく、別のお店が入っている。上の階のテナントもあの頃のごちゃごちゃした感じがなく落ち着いている。音楽を聞く環境としては良くなったと思う。

さて3Fの近音楽堂。
大西達朗、奥清秀、加納木魂、黒田義正、田中清人、山下暁彦(各敬称略)の6名の方々の楽器が展示されている。ご本人達もその場に居合わせている。全部で12本だったと思う。全部試奏可能。もちろん全部弾かせてもらった。同じタイプの楽器でもそれぞれ個性があるが、共通して言えることは、その楽器の持つ「力」だ。楽器は弾き手を選べないが、「誰に使われても負けない」という気概のようなものを感じることができる。

黒田さんのラコートがあまりにも良く鳴るのでお話を伺った。645ミリにしたとのこと。趣味で楽器を作っていることを話すと「じゃ、商売ガタキですね」などという。お会いする前は、とっつきにくい方のようなイメージがあったが、気さくで明るい方だ。
「ボクの楽器を買うと幸せになるんですよ」という。
どう応えたらいいのかわからないところに再び、「ボクの楽器を買うとね、幸せになるの」と言う。その後に続いた言葉は「ボクの奥さんが幸せになるの」だった。

展示楽器を使ってのコンサートも開催。演奏はキム・ヨンテ(金庸太)さん。「どの楽器を使うんですか」と聞いたら、一応皆さんの楽器全部弾こうと思っているとのこと。
弦長、弦、当然張りが違う。弦幅、ネックの形状、太さ、ボディーの大きさ、形状もそれぞれ違う楽器を使って、いきなりこの場で演奏してしまおうというのだ。(続く)

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